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活動報告
2016.11.28

歴史手習塾セミナー23「史実・赤穂事件に迫る!~「義」を貫いた者たちの真実~」開催レポート

2016年11月27日に歴史手習塾セミナー23「史実・赤穂事件に迫る!~「義」を貫いた者たちの真実~」を開催しました。 開催の状況をレポートします。

歴史手習塾セミナー23「史実・赤穂事件に迫る!~「義」を貫いた者たちの真実~」を開催しました!

歴史手習塾 今年度2回目の講座は、「赤穂事件」がテーマです。
年末になると例年ドラマで描かれる「忠臣蔵」ですが、史実として赤穂事件をきちんと理解すること、赤穂事件に先駆けて起こった浄瑠璃坂の仇討ちの首謀者奥平源八の墓が彦根 龍潭寺にあることを紹介しようというのが企画のスタートでした。
講師は東京大学の山本博文先生をかねてよりの念願かなってお越しいただきました。
講座は史料を中心に赤穂事件の経過を辿りました。
赤穂事件は「忠義」の事件として紹介されますが、実はそうではない。
「喧嘩両成敗」が成り立たない「片落ち」の裁定がされたままでは武士の面子に関わる、幕府が片落ちの裁定を改めないのであれば「喧嘩両成敗」を実力で成し遂げる、それは武士の「義務」なのだ、と説明され受講者の方々は大変興味深く聞き入っておられました。
「義務」とはいえ、一方で残る家族のことを思うと心が揺れ動く様も手紙などで紹介されました。
生憎の雨模様でしたが紅葉も見ごろ、彦根の素晴らしい文化遺産をご紹介するとても良い機会となりました。

講座の様子

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