歴史手習塾セミナー36-37「ひこねの歴史に出会う 〜お寺で出逢う〜」
特定非営利活動法人ひこね文化デザインフォーラムでは、2025年11月22日(土)・12月13日(土)に歴史手習塾セミナー36-37を長久寺・蓮華寺にて開催します。
彦根市内の神社仏閣の由緒をひも解くと『彦根』の町が成立する以前からの歴史が存在します。
彦根の町の成り立ち、とりわけ『中世のムラ」が戦国時代を経て、恒久的な平和な時代『パクス・トクガワーナ(徳川が築いた平和)の城下町』へと移り変わって行く道筋をふたつのお寺で出逢い、たどってみましょう。
- 日程
- 2025年11月22日(土)・12月13日(土)
- 時間
- 各回共通 13:30~15:30(13:00開場)
- 会場
- 長久寺(11/22)彦根市後三条町59・蓮華寺(12/13)彦根市中央町3-64
- 受講料
- 1,000円 / 各回(会員・大学生500円 高校生以下無料)
※入山料(拝観料)は受講料に含まれます。
Seminar 36 普門山 長久寺 ひこねの歴史に出会う 一長久寺で出逢う一
- 日時
- 2025年11月22日(土)13:30〜15:30
- 会場
- 長久寺(彦根市後三条町59)
- 講話
- 松山貞邦 氏(長久寺住職)
- 講演
- 「彦根の下屋敷を考える一文武両道の統治者であり続けるための場一」
講師 小林隆 氏
彦根城下町の周縁部には井伊家や重臣の下屋敷があり、長久寺付近にも多く存在しました。従来は遊興の場とされてきましたが、史料からは武道や茶道などの修練の場であり、城主や重臣が文武両道の統治者としての地位を保つ役割を果たしていたことがわかります。下屋敷の理解が深まれば、江戸期の武士像も新たに見えてきます。
小林隆(こばやし たかし)
1966年新潟県生まれ。
神戸大学・同大学院で日本史を学び、令和3年9月に三重大学(地域イノベーション学研究科)から学術博士を授与される。
1994年に彦根市職員となり、市史編さん室にて新修彦根市史編さん業務に従事。現在、彦根城世界遺産登録推進室長(観光文化戦略部副参事を兼ねる)をつとめる。
主な研究業績は、単著『地方史から未来を拓く』(清文堂出版、2022年刊行)、共著『新修彦根市史 第3巻 通史編近代』(彦根市、2009年刊行)など。
Seminar 37 妙法山 蓮華寺 ひこねの歴史に出会う 一蓮華寺で出逢う一
- 日時
- 2025年12月13日(土)13:30〜15:30
- 会場
- 蓮華寺(彦根市中央町3-64)
- 講話
- 伊藤慈尚 氏(蓮華寺住職)
- 講演
- 「内町大通り」と「中山道」
講師 谷口徹 氏
蓮華寺の近くを、高宮口の御門から外船町の舟入まで、一直線につなぐ道が走っている。内町のメインストリート「内町大通り」である。その大通りの蓮華寺付近には「高札場」があり、「問屋場」が置かれていた。どちらも宿場に固有の施設である。「なぜ、城下町に宿場が?」その謎を解き明かします。
谷口徹(たにぐち とおる)
1953年 滋賀県米原市生まれ
1977年 滋賀県文化財保護協会技師・滋賀県埋蔵文化財センター技師
1986年 彦根城博物館学芸員
2004年 彦根市教育委員会文化財課学芸員
2010年文化財部長・世界遺産登録推進室参事
2013年 彦根市役所定年退職
2016年より 米原市柏原宿歴史館館長
お申し込みについて
歴史手習塾に参加を希望される方は、事前の申込みが必要です。
次のいずれかでお申込みをお願いいたします。
- 歴史手習塾メールアドレス :tenaraijuku@hcdf.jp
- FAXでのお申し込み:PDFをダウンロードのうえ0749-27-6880までFAX
- お問い合わせ先:090-3283-9508(戸所) 090-9625-2185(田附)
- 定員に余裕がある場合は、当日受付けをいたします。
- 2会場とも駐車場はございませんので、近くの駐車場に駐車くださる様お願いいたします。
