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活動報告
2017.06.06

イル・デーヴ松江公演 下見レポート

6月3日(土)に行われた「イル・デーヴ松江公演」を下見してきました!感動の演奏会の内容をレポートします。

松江市は山陰地方の中核となる美しい城下町です。
国宝松江城の天守が街の中心にあり、江戸時代の町並みがそこかしこに残る穏やかで美しい町並みが印象的でした。松江城には初夏の爽やかな陽気に誘われてたくさんの方が訪れておられました。
周辺には武家屋敷や小泉八雲の旧宅があり、歴史文化豊かな雰囲気が迎えてくれました。
お濠の水は宍道湖につながっていると地元の方に教えていただきました。

「イル・デーヴ松江公演」が行われる会場は松江市総合文化センター(プラバホール)。
松江駅からほど近いところにあります。開場前のロビーは開場待ちのお客様でごった返していました。ホールには立派なパイプオルガンがあり木のぬくもりの感じられるホールでした。

いよいよ開演。第一部はイル・デーヴのメンバーそれぞれの「思い出の曲」のソロ演奏。
思い出となっているエピソードを語られた後の演奏にはその曲に対する思いの深さが感じられ、冒頭から心に深く残る演奏を聴かせていただきました。

ピアニストの河原さん。一年間の出演ステージが100ステージに迫る人気のピアニストです。
若い頃は指揮者を目指されていたとのエピソードが披露されました。
ひょんなことからリハーサルの指揮をすることになった思い出の曲が歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲だそうです。河原さんが弾くピアノ一音一音に思いが込められ、奏でられる美しいメロディーに涙が溢れてきました。
美しいものに接した時、涙が溢れるのですね!自然に涙が溢れていました。 そして第一部最後の曲は源田俊一郎編曲「ふるさとの四季~男声合唱のための唱歌メドレー」。
故郷、朧月夜、夏は来ぬ・・・どの曲も懐かしい故郷を思い出させる曲が並びます。
大槻孝志さんは松江市のご出身とのこと、この松江公演はひとしおの思いをお持ちでその思いが歌声として届けられ私たちの心を打ちました。

第二部は聞き馴染みのある「朧月夜」「涙そうそう」「見上げてごらん夜の星を」などの名曲が続きました。
河原さんのピアノ、4人のメンバーの声重なりの素晴らしさ、温かさ、ぬくもり。いずれの曲も心の奥深くに感じる演奏でした。
最後の曲は「いのちの歌」。
人は生きていく上で大切なのは何なのかを、もう一度問いかけ、命の尊さも語りかける曲。
NHK朝の連続ドラマ「だんだん」の劇中歌として有名となった曲を作曲家村松崇継さんがイル・デーヴのためにアレンジされた曲です。イル・デーヴの演奏会で大切に歌い続け演奏会の最終曲として演奏されます。
演奏が終わると会場内を割れんばかりの拍手で埋つくされました。
とぎれない拍手に応えるアンコールは「枯葉」と「マイ・ウェイ」。あっという間の終演!圧巻の演奏会でした。
終演後のロビーサイン会にはたくさんの方が並ばれ、時にはお客様と抱き合ったりし、イル・デーヴメンバーと感動を分かち合っておられる姿もとても印象的でした。

9月にはオーケストラ・アンサンブル金沢とのコラボレーションが実現!心から楽しみです。
メンバーにとっては初の彦根での演奏会。
彦根の皆さんへ「是非彦根の演奏会にご来場ください!彦根での演奏会を心から楽しみにしています!」というメッセージをいただきました。本当にありがとうございました!
「イル・デーヴwithオーケストラ・アンサンブル金沢」は好評発売中!感動の彦根公演にご期待ください!

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イル・デーヴより彦根の皆様へ!

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松江城側の小泉八雲旧宅